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Treatment guides

Single tooth

TG2_1210_thumb_Anterior,-Posterior.png

前歯部と臼歯部の検討事項

一般的検討事項

単独歯欠損の症例では、さまざまな部位へのインプラント埋入が考えられます。犬歯部は近遠心的または頬舌的骨幅が不十分であることが多いのに対し、第2小臼歯から大臼歯部は垂直的骨幅が不十分なために影響を受けることが多くなります。

 

術前評価では必ずX線撮影を行い、個々の意思決定に基づいて断層撮像(CBCT、CT)を検討します。

上顎前歯部

中切歯欠損をインプラントで修復する場合は、側切歯から上顎縫合までの距離または切歯孔までの距離が短いために危険を伴うことがあり、症例によっては不可能な場合もあります。

側切歯部は...

Radiology
Patient assessment
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1130_thumb_Patient-Communication-Requirements.png

患者様とのコミュニケーションの要件

患者様とのコミュニケーションの要件

インフォームドコンセントを取得するためには、患者様との徹底したコミュニケーションが不可欠です。このコミュニケーションには、少なくとも次の要因が含まれます。:

  • 患者様の声に耳を傾ける
    • 不安や懸念
    • 希望
    • 疑問点
  • 治療の選択肢
  • できること、できないこと
  • 予後因子
  • 治療期間、治療回数およびタイムライン
  • 一時的な苦痛
  • 罹病率
  • 長期的成功の予後因子とリスク
  • 費用および最終的な償還

インプラントの説明やカウンセリングの目的は、治療の詳細を患者様に理解させ、疑問や不安に答えることです。このため専門用語ではなく...

Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1310_Thumb_Patient_History.png

患者の全身的既往歴

最初の評価-患者との面談

臨床医は、自分の目の高さを患者のそれと合わせるようにすると効果的です。例えば、患者が座っているのであれば、臨床医も座るべきです。信頼関係を深めることにならないので、臨床医と患者の面談は、歯科用治療椅子で行わない方が良いでしょう。このようにすると、患者の人格、期待、健康状態に関する重要側面をより共有しやすくなります。患者の主訴が後に患者の治療への期待と合致する、という点を確認することが不可欠です。患者との面談に関するすべての手順において、患者のプライバシー保護が必要です。

全身的な健康評価

全身的な健康評価では...

Systemic factors
Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Edentulous

4470-Radiological-control.png

X線撮影検査

X線撮影検査の目的

リコール開始時にX線撮影検査の目的を明確化し、必要の有無を判断することが重要です。X線撮影検査は、さらに詳しい検査を必要とする症状、既往歴または診察所見が認められる場合に限り行うことができます。具体的にな例としては、インプラント周囲感染症の徴候、組織/骨吸収、疼痛等が挙げられます。

選択すべきX線写真の種類

視覚化を必要とする対象によって異なります。

  • パラレル法による口腔内X線写真は、骨からインプラント表面までの距離をできるだけ正確に計測し、インプラント周囲の辺縁骨レベルを測定し...
Radiology
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
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Treatment guides

Edentulous

4340-Biologic-complications.png

生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
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Treatment guides

Edentulous

Coagulation-disorders.png

出血

術後の出血

考えられる原因:

創離開/順応、縫合不十分、非安静またはノンコンプライアンス、血管損傷、抗凝固薬

対処法:

術創の圧迫>10分間、再縫合または追加縫合、抗凝固療法の調整、損傷血管の凝固/縫合

警告:

舌下動脈を損傷すると、激しい出血を引き起こすおそれがあり、その状態で口腔底を挙上すると、(致死的)気道閉塞を引き起こす危険性があります。舌下腫脹の初期症状の1つは、くぐもった話し方です。このような状態が生じた場合は、気道を確保し(挿管、気管切開術)、舌下動脈の凝固/閉鎖により手術部位を修正します(これは通常、緊急の顎顔面手術であり、全身麻酔を必要とします)。

血腫

...
Aftercare / follow up
Success & failure
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Treatment guides

Edentulous

4120-Postoperative-soft-tissue-management.png

軟組織の術後管理

軟組織の術後管理 – タイミング

無歯顎患者に関しては、軟組織のコントロールのために特にリコールの予定を組む必要はありません。典型的な術後コントロールでは、術後1~3日目、7~14日目および4~6週目に軟組織のコントロールおよび管理を行います。

リコール来院時の軟組織の評価

創の閉鎖および縫合の状態をチェックします。創離開が生じた場合は、再び縫合するか、必要に応じて縫合を追加します(24~48時間以内に限る)。

炎症または感染症の徴候(腫脹、滲出液、疼痛、出血等)がないか検査します。

プラークの蓄積および口腔衛生を評価します。プラークが認められた場合はこれを除去し...

Aftercare / follow up
Success & failure
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Treatment guides

Edentulous

1385-provisionals.png

プロビジョナル

プロビジョナル多機能用途

無歯顎患者にとってのプロビジョナル補綴物は、最終的な治療を行っている間に患者に満足のゆくレベルの機能および審美的外観を提供できる便利なツールです。

プロビジョナル補綴物は、最終的な治療結果がどのようになるかを歯科医と患者に認識させるのに有効です。

プロビジョナル補綴物は最終補綴物に酷似しているため、最終補綴物による最終治療結果の審美的および機能的属性を患者に理解させることができます。また、この段階であれば、不可逆的な処置を行う前に治療計画に必要な変更を行うことができます。

プロビジョナル補綴物は...

Guided Surgery
Immediate loading / provisionalization
Diagnosis and treatment planning
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Edentulous

1500_1380-splints.png

X線撮影用および手術用スプリント

診断および計画ガイド

実際に口腔内に試適できる仮義歯を製作する主な目的は、各患者の機能的および審美的検討に影響を及ぼす具体的な形態学的特徴を視覚化することです。この診断用仮義歯は、インプラントの位置とその外科的埋入を計画するための、ガイドの目的でも使用されます。

このセットアップの人工歯配列は、X線撮影用テンプレート、サージカルガイドおよび適切にデザインされた全部床仮義歯の製作の基盤となります。

インプラントを埋入する宿主骨部位を選択するには、画像診断が不可欠です。その撮影の指示は、診査所見、必要な情報の種類および放射線のリスク...

Radiology
Guided Surgery
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Treatment guides

Edentulous

1360-CT.png

CT

CT – 概論

断層撮影は、物体のスライスの2次元画像を作成します。コンピュータ断層撮影(CT)は、仮想スライスを作成することができます。従来のCTは1スライス撮影毎に寝台が移動し、停止します。スパイラル/ヘリカルCTは、らせん状に連続的なスキャニングを行うため、高速で連続した画像を獲得することができます。[[{"fid":"7815","view_mode":"full_width","fields":{"format":"full_width","filename_field[en][0][value]":"1360-a2-CT.png","field...

Radiology
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Edentulous

1355-CBCT.png

CBCT

CBCTに関する注意事項

  • 線源でコリメートされたX線が扇型に照射され、検出器に到達します。これがコーンビームです。
  • ピクセル(picture+element)は2次元画像の最小要素であり、ボクセルは3次元画像の最小要素です。
  • 大FOVは、両顎とその関係を視覚化します。
  • 小FOVは、骨梁および皮質骨の詳細な画像を提供します。
  • グレースケール値は組織によって異なり、その信頼性はスパイラルCTほど高くはありません。
  • CBCTは、切歯管、舌側の骨陥没および皮質骨の欠損といったパノラマ/口内法X線撮影では確認できない臨床的に重要な構造を検出することができます。

Image removed.

  • 切歯管の近心部をと...
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Edentulous

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パノラマX線撮影

パノラマX線撮影

パノラマ写真を撮影する際は、適切な方法に従い、患者の頭蓋をX線ジェネレータとフィルムとの間に注意深くポジショニングすることがきわめて重要です。フィルムと放射線源がスライディングパスに沿って回転するものが多く、放射線照射時間は5~20秒の範囲内です。デジタルX線撮影では、より多くの選択肢があり、より大きな露光ラティチュードが得られます。しかし、パノラマ写真では下顎骨の高さが過小評価され、水平方向の測定値も信頼できません。また、臼歯部では実測値との差がより大きくなります。

パノラマ写真には有効な要素が多数あり、広く用いられています...

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Edentulous

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口内法X線撮影

口内法X線撮影

口内法X線撮影は歯に関する診断情報を得るには十分であり、多くの場合、インプラント手術の術前計画に必要な情報も得ることができます。パノラマX線撮影が行えない場合は、口内法により適切に撮影したX線写真が無歯顎骨に関する重要な情報を提供してくれます。通常、口内法X線撮影で得られるような2次元画像では、同一骨の凹面を3次元画像と同じように視覚化することはできません。例えば、下顎臼歯部の舌側に生じた骨陥没は2次元の口内法X線撮影では視覚化することができません。臨床では触診時に当該領域の陥没に気づく可能性はありますが、疑念を払拭し、口腔の構造を同定...

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Edentulous

1340-imaging-tools.png

画像ツールの概要

主な画像ツール

いずれの形態または放射線にも、必ず何らかの危険性はあります。適切な種類の撮影法を模索し、不要な撮影を行わないようにするため、先に患者の病歴聴取と診査を行います。

主に使用されている画像ツールは次の4種類です。詳細については別のセクションで述べます。

  • 口内法X線撮影
  • パノラマX線撮影
  • スパイラルCT
  • コーンビームCT(CBCT

 

放射線量 μSv (マイクロシーベルト):

口内法X線撮影

1

パノラマX線撮影 4-30

4-30

側面頭部X線規格写真(セファログラム)

7-10

スパイラルCT 上顎 100-3300

100-3300

スパイラルCT 下顎

400-1200

ス...

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Edentulous

3380.png

上顎のインプラント埋入術に伴う問題と合併症

合併症

上顎無歯顎では、隣接する解剖学的構造の近接度や残存骨の骨密度により適切なインプラント挿入が妨げられる可能性があり、ひいては初期固定不良、穿孔、インプラントまたは骨増殖材の転位および出血といった合併症を引き起こすおそれがあります。

初期固定

上顎の骨質(主として海綿状骨)によりインプラントの初期固定が得られず、挿入後に緩みを生じることがあります。

貫通および穿孔

インプラントの埋入および初期固定に十分な残存骨高径がある場合は、インプラント床の準備により生じる上顎洞または鼻腔の貫通は軽微な問題にとどまります。上顎洞内にインプラントの先端を2...

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