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Patient cases

複雑な部分欠損症例の治療

69歳男性の患者が下顎左側臼歯部に3つのヒーリングキャップが装着され、絹糸による縫合がなされた状態で来院された。2本のインプラント埋入が施術されていた。2009年上顎左側に最初にインプラント埋入を行われ、術後は疼痛がなかった。新しい歯科医による2回目のインプラント埋入後、術直後より強い痛みがあり、患者はセカンドオピニオンを求めて来院した。

Guided Surgery
Posterior implants
Bone grafting and regeneration
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Checklists

術前の確認事項-スタッフ

主要責任者:歯科衛生士/歯科助手
タイミング:術前診察終了後、患者様帰宅前
場所:診察室および/または受付

Preoperative procedures
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Treatment guides

Single tooth

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患者様とのコミュニケーションの要件

患者様とのコミュニケーションの要件

インフォームドコンセントを取得するためには、患者様との徹底したコミュニケーションが不可欠です。このコミュニケーションには、少なくとも次の要因が含まれます。:

  • 患者様の声に耳を傾ける
    • 不安や懸念
    • 希望
    • 疑問点
  • 治療の選択肢
  • できること、できないこと
  • 予後因子
  • 治療期間、治療回数およびタイムライン
  • 一時的な苦痛
  • 罹病率
  • 長期的成功の予後因子とリスク
  • 費用および最終的な償還

インプラントの説明やカウンセリングの目的は、治療の詳細を患者様に理解させ、疑問や不安に答えることです。このため専門用語ではなく...

Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Single tooth

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患者の全身的既往歴

最初の評価-患者との面談

臨床医は、自分の目の高さを患者のそれと合わせるようにすると効果的です。例えば、患者が座っているのであれば、臨床医も座るべきです。信頼関係を深めることにならないので、臨床医と患者の面談は、歯科用治療椅子で行わない方が良いでしょう。このようにすると、患者の人格、期待、健康状態に関する重要側面をより共有しやすくなります。患者の主訴が後に患者の治療への期待と合致する、という点を確認することが不可欠です。患者との面談に関するすべての手順において、患者のプライバシー保護が必要です。

全身的な健康評価

全身的な健康評価では...

Systemic factors
Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Edentulous

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生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
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Treatment guides

Edentulous

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プロビジョナル

プロビジョナル多機能用途

無歯顎患者にとってのプロビジョナル補綴物は、最終的な治療を行っている間に患者に満足のゆくレベルの機能および審美的外観を提供できる便利なツールです。

プロビジョナル補綴物は、最終的な治療結果がどのようになるかを歯科医と患者に認識させるのに有効です。

プロビジョナル補綴物は最終補綴物に酷似しているため、最終補綴物による最終治療結果の審美的および機能的属性を患者に理解させることができます。また、この段階であれば、不可逆的な処置を行う前に治療計画に必要な変更を行うことができます。

プロビジョナル補綴物は...

Guided Surgery
Immediate loading / provisionalization
Diagnosis and treatment planning
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Treatment guides

Edentulous

1500_1380-splints.png

X線撮影用および手術用スプリント

診断および計画ガイド

実際に口腔内に試適できる仮義歯を製作する主な目的は、各患者の機能的および審美的検討に影響を及ぼす具体的な形態学的特徴を視覚化することです。この診断用仮義歯は、インプラントの位置とその外科的埋入を計画するための、ガイドの目的でも使用されます。

このセットアップの人工歯配列は、X線撮影用テンプレート、サージカルガイドおよび適切にデザインされた全部床仮義歯の製作の基盤となります。

インプラントを埋入する宿主骨部位を選択するには、画像診断が不可欠です。その撮影の指示は、診査所見、必要な情報の種類および放射線のリスク...

Radiology
Guided Surgery
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Treatment guides

Edentulous

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ワックスアップ、人工歯配列、モックアップ

診断、治療計画および患者コミュニケーションツール

無歯顎患者の治療計画では、術前計画(サージカルガイドの製作)に役立つ情報を提供し、患者の懸念と期待に関する説明を容易にし、最終補綴物の製作時に最適な指針となる診断用人工歯配列が必要になります。

人工歯配列を行う際は、患者の期待、機能的配慮および審美的目標を考慮に入れる必要があります。診断の段階でこの3要素にミスマッチがある場合は、患者の期待に応えるため、治療方法を変更する必要があります。

 

 

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ワックスアップおよびモックアップ

歯肉の形態や口蓋形態の適切なシミュレーションは...

Digital workflow
CAD/CAM
Diagnosis and treatment planning
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Treatment guides

Edentulous

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唾液分泌量

多機能液剤としての唾液

生理的唾液分泌量は1日当たり0.75~1.5リットルであり、主に顎下腺から分泌されます。唾液は潤滑剤であり、口腔内の防御や治癒といったさまざまな機能があります。唾液は抗菌特性のある低分子量ムチンやタンパク質、炎症状態を調節するシスタチン、強力な抗真菌剤であるヒスタチンからなる透明なペリクルとして即座に粘膜に付着します。また、唾液は微生物の増殖を阻害するラクトフェリン、組織の治癒を助ける上皮成長因子、消化を助けるアミラーゼといった成分も含有します。まさに、唾液は多機能の液剤です。

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唾液分泌低下

唾液分泌低下とは唾液分泌量が減少した状態であり...

Local factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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微生物学

口腔細菌叢

中咽頭では、舌背および扁桃陰窩を除き、上皮の剥離によって細菌の蓄積が抑制されています。歯を喪失すると、Aggregatibacter actinomycetemcomitansおよびPorphyromonas gingivalisを除き、歯周病原性細菌の量は劇的に減少します。歯肉縁下ポケットがない状態では、歯周病原性細菌は舌背および扁桃陰窩等の中咽頭部で生存しています。

細菌検査に関する注意事項

歯周炎の既往のある患者において唾液中の細菌量または組成がインプラント治療の予後に影響を及ぼすことを裏付ける説得力あるエビデンスはなく、このため...

Implants in compromised sites
Local factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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試適

試適 – 機能的および審美的評価

試適は、無歯顎患者の治療を成功させるために重要なステップの1つです。試適は歯科医と患者が技工サイドで製作された義歯を実際に見ることのできる最初の機会であり、受容、修正または変更のいずれかを決定します。プロビジョナルワックスアップの咬合、機能および審美性に関して相互に満足の行くことを確認してから、フレームワークの作製や補綴物の加工といった新たなステップに進むようにします。

この人工歯配列は上下の無歯顎に対する歯の空間的位置を具体的に確認するためのオリエンテーション・インデックスとなり...

CAD/CAM
Implant prosthetics
Diagnosis and treatment planning
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Treatment guides

Edentulous

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インプラントオーバーデンチャーの印象採得

軟組織表面とインプラント位置の記録

インプラントオーバーデンチャー治療における印象採得は、義歯の支持に利用できる健康な軟組織表面と無歯顎へのインプラントの埋入位置を同時に記録します。義歯床から必要な支持を確保しつつ、インプラントと軟組織の間で保定と力分布を分担することが目的です。辺縁形成によって口腔内の筋肉の機能運動を捕捉すると、義歯床辺縁のオーバーエクステンションのリスクを最小限にとどめることができ、良好な結果を得ることができます。この印象採得法の総合的な目的は、適切な義歯床辺縁や粘膜支持を必要としないインプラント固定式補綴物の印象採得とは異なります。

臨床手

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Digital workflow
Implant prosthetics
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Treatment guides

Edentulous

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全部床義歯の印象採得

軟組織表面の記録

全部床義歯のための印象採得では、義歯の支持に利用できる軟組織表面を記録します。口腔顔面筋の運動による義歯床の離脱を防ぎつつ、支持組織の支持能力に基づいて荷重負担が理想的な分布パターンを示すことが要求されます。

従来の印象

標準的な全部床義歯の印象採得法では、専用にデザインされたリジッドな個人トレーと弾性印象材を使用し、次の手順で行います。

  1. 石膏模型上でリジッドな印象トレーを作製し、適切なワックスでリリーフします。ワックスリリーフは、印象材が均一な厚さになるように空隙を作るのが理想的です。
  2. 口腔内の筋肉の機能運動を捕捉するため...
Digital workflow
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Treatment guides

Edentulous

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Radiology
Digital workflow
Guided Surgery
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Treatment guides

Edentulous

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補綴物テンプレートを用いたセミガイディッド・サージェリー

セミガイディッド・サージェリーのための補綴物テンプレート

ハンドメイドテンプレートは、アクセスホールまたはチタンチューブのある義歯/人工歯排列の複製です。これをCBCT解析に従って決定した歯の位置および軸に配置すると、ガイディッド・パイロットドリルによりインプラントの埋入位置および軸方向をマーキングすることができます。フラップを挙上し、残りの手順を行います。

また、既存義歯を使用することもできます。この場合は、歯の咬合/舌側面の適切な位置に義歯を介してドリリングします。

CBCTまたはCT獲得時の既存義歯のX線不透過性マーカーの位置は...

Guided Surgery
Edentulous treatments