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感染症 – 微生物学的診断

微生物叢パラメータ

インプラントの存在または本数は、無歯顎患者の唾液中および舌上の好気性および嫌気性菌種に影響を与えます。

インプラント周囲炎に認められる歯肉縁下生物叢は、試験によって差があります。部分無歯顎患者は、歯周病原菌が少ないことが報告されています。Prevotella nigrescensFusobacterium nucleatumP. gingivalisT. forsythiaTreponema denticolaおよびAggregatibacter actinomycetemcomitansは...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
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炎症および感染症

インプラント周囲の炎症および感染症

炎症はインプラント周囲の軟組織に限局する(粘膜炎)こともあれば、下部の骨組織に及ぶ(インプラント周囲炎)こともあります。感染症は、不十分な口腔衛生およびコンプライアンス、清掃性の劣る修復物のデザイン、口咽頭の攻撃的なミクロフローラ、インプラントの過重負担、不動性角化組織の欠如、歯肉縁下の残留セメント等、さまざまな危険因子によって起こります。

炎症の徴候をチェックするため、定期的な口腔衛生リコールを計画します。徴候は、軽度の腫脹、発赤および孤立性のプロービング時の出血(BOP)といった微妙なものもあれば、疼痛、明瞭な腫脹...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
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生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
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軟組織および硬組織

可撤式補綴物の下の軟組織の合併症

可撤式補綴物は、夜間は必ず撤去します。アクリル製義歯床は角化粘膜をぴったりと覆っているため、補綴物の下の歯肉に真菌/カンジダ感染症を引こすことがあります。付着粘膜は赤く腫脹し、ときに出血を呈します。

ミコナゾールゲルを1日2回、1週間塗布し、夜間は義歯を取り外すようにすると、通常は短期間で完全に治癒します。

その他の問題としては、補綴物がきちんと適合していないことによって生じる刺激性線維腫および外傷性潰瘍が挙げられます。これらの合併症は、義歯をしっかりと調整すれば即時に軽減し、次第に治癒します。刺激性線維腫がアタッチメント(ボール...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Removable prosthetics
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口腔衛生指導

治療計画および衛生に関する注意事項

組織表面、補綴物表面およびインプラント表面のすべてが、歯ブラシ、歯間ブラシおよびデンタルフロスまたはデンタルテープのような口腔衛生用具で清掃できるようにデザインされていなければなりません。治療計画時にインプラントの位置および補綴物のデザインを決定する際は、口腔衛生の最終転帰を念頭に置くことがきわめて重要です。したがって、口腔内補綴物の表面はプラークの付着を防ぐため、滑らかで、高度に研磨されている必要があります。

口腔衛生指導 – 患者

すべての来院に口腔衛生指導を組み入れ、必要に応じて指導を復習させます。とりわけ固定式補綴物の場...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
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プロビジョナル/テンポラリー補綴物

固定式プロビジョナル修復物

プロビジョナル修復物は、素材が異なり、耐久性は劣るものの、可能な限り患者の希望する最終補綴物の形状を模擬して作製します。プロビジョナル修復物は耐久性および機能性が劣るため、硬い/クリスピーな食品を咀嚼することは避けなければなりません。口腔衛生措置は継続します。セメント固定式修復物の場合は修復物が外れるのを防ぐため、デンタルフロスの使い方を工夫し、使用後のフロスは歯間隣接面からパチンと引き戻すのではなく、唇側/頬側に引き出すようにします。

固定式プロビジョナル修復物は、スクリュー固定またはセメント固定に関係なく...

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プロビジョナル

プロビジョナル多機能用途

無歯顎患者にとってのプロビジョナル補綴物は、最終的な治療を行っている間に患者に満足のゆくレベルの機能および審美的外観を提供できる便利なツールです。

プロビジョナル補綴物は、最終的な治療結果がどのようになるかを歯科医と患者に認識させるのに有効です。

プロビジョナル補綴物は最終補綴物に酷似しているため、最終補綴物による最終治療結果の審美的および機能的属性を患者に理解させることができます。また、この段階であれば、不可逆的な処置を行う前に治療計画に必要な変更を行うことができます。

プロビジョナル補綴物は...

Guided Surgery
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Diagnosis and treatment planning
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装着後

装着後 - 口腔衛生に関する注意事項

装着後の来院では、患者の口腔衛生と軟組織の反応を注意深く評価し、必要に応じて調整を行います。

患者の口腔清掃能力に応じて毎日のホームケアプログラムをカスタマイズします。インプラント埋入後は、インプラント周囲およびインプラント手術部位に  炎症反応 が起こるのを防ぐため、適切な間隔で口腔清掃のためのリコールを行う必要があります。

固定式全部床義歯の周囲に良好な口腔衛生を維持するのは可撤式インプラント補綴物に比べて難しいため、軟らかい(電動)歯ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ、歯間ブラシ等の衛生用具を使用して口腔衛生指導を行います...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
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装着

プロビジョナル固定式補綴物の装着

プロビジョナル補綴物の装着は、インプラントまたはインプラントアバットメントに変換義歯(患者の既存の補綴物または新しい変換義歯のいずれか)を装着することにより行います。プロビジョナル補綴物は、各インプラントに装着したテンポラリーシリンダーを使用して装着することができます。シリンダーは金属製またはプラスチック製です。プラスチック製のシリンダーは歯と同じ色をしているため、審美ゾーンに向いていますが、耐久性は金属製のシリンダーの方が優れています。

テンポラリーシリンダーに補綴物を正しく取り付けるために、変換補綴物を調整し、くりぬきます...

Implant prosthetics
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フレームワークの試適

フレームワークの評価

この診療では、適合の精度、口腔清掃のためのアクセスが容易となる適切なカントゥアーならびに前装材を装着するために必要な剛性/強度と十分な空間の構造的形態のバランスに関して、補綴物のフレームワークを評価します。

適合の精度

機能荷重および習慣性運動時にパッシブフィットと最適なクロスアーチのストレス分布を確保するためには、フレームワークがインプラントまたはアバットメントに対してきわめて良好な適合を示す必要があります。アバットメントを使用する場合は、アバットメントに対するフレームワークの適合を直接目視で確認することもできます...

Implant prosthetics
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試適

試適 – 機能的および審美的評価

試適は、無歯顎患者の治療を成功させるために重要なステップの1つです。試適は歯科医と患者が技工サイドで製作された義歯を実際に見ることのできる最初の機会であり、受容、修正または変更のいずれかを決定します。プロビジョナルワックスアップの咬合、機能および審美性に関して相互に満足の行くことを確認してから、フレームワークの作製や補綴物の加工といった新たなステップに進むようにします。

この人工歯配列は上下の無歯顎に対する歯の空間的位置を具体的に確認するためのオリエンテーション・インデックスとなり...

CAD/CAM
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顎間関係

左右的および前後的顎間関係の再構成

完全無歯顎患者の治療目標の1つは、適切な顔面高を構成する左右的および前後的顎間関係の再構成です。義歯の咬合接触状況は、これに従って定義されます。初期の診断・計画段階では補綴学的パラメータを用いて旧義歯を評価し、最終補綴物に反映される人工歯配列を作製しています。この製作物は、最終固定式補綴物に移される情報源です。対合歯列が可撤式補綴物で修復されている場合は、平衡咬合が推奨されます。

咬合床による方法

最終模型上で作製された基礎床とロウ堤による方法は、依然として、無歯顎患者の顎間関係を決定し...

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印象採得 – 平行 vs 非平行インプラント

平行インプラント

インプラントが相互に平行であるかどうかを評価することが重要です。インプラントが相互に十分に平行である場合は(図1)、クローズ トレー印象法を使用することができます。インプラントが相互に平行に植立されているため、重合した印象を著しい抵抗を生じさせずに口腔内から取り外すことができます。印象用コーピングを 連結 するかどうかは、歯科医の個人的な好みの問題です。

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非平行インプラント

臼歯部の傾斜埋入 インプラントと前歯部の垂直埋入インプラントを併用することによりインプラントの使用本数を減じたオールオン4 のような無歯顎治療では優れた長期予後が報告されてお...

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クローズvs オープントレー法

オープントレー法

固定式全部床義歯の製作において、最終印象を採得するためのオープントレー法は2つの選択肢(もう1つはクローズドトレー印象法)のうちの1つです。

オープントレー法は、とりわけインプラントが十分に平行に植立しておらず、複数の印象用コーピングが取り付けられている場合、適切に印象を撤去できない場合に適用されます。

テンポラリー/印象コーピングは、流動性のあるコンポジットレジン、印象用石膏またはアクリルレジンを用いて連結することができます(図1)。 コーピングを連結 すると、最終印象および模型の精度が上がり、確認用ジグの製作も容易になります。

印象トレーにアド...

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印象用コーピングの連結 vs 非連結

連結材の選択および精度に関する検討事項

印象を採得した基準模型との比較により連結印象法と非連結印象法を比較したin vitro試験では、総じて連結印象法の方が正確な作業模型を作製できることが示されました。また、常温重合レジン、印象用石膏および金属といった種々の材料による連結法を評価した試験では、この3方法ともすべて作業模型の精度を改善できるという総合所見が報告されています。ただし常温重合レジンを使用する場合は、最終重合ができるだけ小量ですむようにレジンの連結部位を分割し、少量のレジンの塗布を繰り返すことにより、重合収縮を最小限にとどめる必要があります。

治療結果

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