Skip to main content

オンライン学習プラットフォームをご覧ください。

Filters

icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1320-microbiology.png

感染症 – 微生物学的診断

微生物叢パラメータ

インプラントの存在または本数は、無歯顎患者の唾液中および舌上の好気性および嫌気性菌種に影響を与えます。

インプラント周囲炎に認められる歯肉縁下生物叢は、試験によって差があります。部分無歯顎患者は、歯周病原菌が少ないことが報告されています。Prevotella nigrescensFusobacterium nucleatumP. gingivalisT. forsythiaTreponema denticolaおよびAggregatibacter actinomycetemcomitansは...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4460-Inflammation-infection.png

炎症および感染症

インプラント周囲の炎症および感染症

炎症はインプラント周囲の軟組織に限局する(粘膜炎)こともあれば、下部の骨組織に及ぶ(インプラント周囲炎)こともあります。感染症は、不十分な口腔衛生およびコンプライアンス、清掃性の劣る修復物のデザイン、口咽頭の攻撃的なミクロフローラ、インプラントの過重負担、不動性角化組織の欠如、歯肉縁下の残留セメント等、さまざまな危険因子によって起こります。

炎症の徴候をチェックするため、定期的な口腔衛生リコールを計画します。徴候は、軽度の腫脹、発赤および孤立性のプロービング時の出血(BOP)といった微妙なものもあれば、疼痛、明瞭な腫脹...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4340-Biologic-complications.png

生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4230-thumb-Oral-hygiene-instructions.png

口腔衛生指導

治療計画および衛生に関する注意事項

組織表面、補綴物表面およびインプラント表面のすべてが、歯ブラシ、歯間ブラシおよびデンタルフロスまたはデンタルテープのような口腔衛生用具で清掃できるようにデザインされていなければなりません。治療計画時にインプラントの位置および補綴物のデザインを決定する際は、口腔衛生の最終転帰を念頭に置くことがきわめて重要です。したがって、口腔内補綴物の表面はプラークの付着を防ぐため、滑らかで、高度に研磨されている必要があります。

口腔衛生指導 – 患者

すべての来院に口腔衛生指導を組み入れ、必要に応じて指導を復習させます。とりわけ固定式補綴物の場...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4140-Post-surgical-recommendations.png

術後の推奨事項

術後の推奨事項

術後の適切な措置について患者に説明します。緊急合併症が生じた場合に備え、24時間対応の緊急連絡用番号を渡しておきます。

術後1~2日目、8 ~14日目および4~6週目に術後リコールを計画するか、または紹介歯科医に委任します、

出血/血液滲出

術後、手術部位に若干の血液が滲出するのは正常です。手術部位にガーゼを当て、1日中ガーゼの上から強く圧迫し続けるよう患者に指示します。1時間毎にガーゼを交換するため、予備のガーゼを渡します。翌日になっても出血が止まらない場合は、来院するよう指示します。

ヒーリングアバットメント

ヒーリングアバットメントを設置した場合は...

Aftercare / follow up
Oral hygiene instructions
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1330-salivary-output.png

唾液分泌量

多機能液剤としての唾液

生理的唾液分泌量は1日当たり0.75~1.5リットルであり、主に顎下腺から分泌されます。唾液は潤滑剤であり、口腔内の防御や治癒といったさまざまな機能があります。唾液は抗菌特性のある低分子量ムチンやタンパク質、炎症状態を調節するシスタチン、強力な抗真菌剤であるヒスタチンからなる透明なペリクルとして即座に粘膜に付着します。また、唾液は微生物の増殖を阻害するラクトフェリン、組織の治癒を助ける上皮成長因子、消化を助けるアミラーゼといった成分も含有します。まさに、唾液は多機能の液剤です。

Image removed.

唾液分泌低下

唾液分泌低下とは唾液分泌量が減少した状態であり...

Local factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1320-microbiology.png

微生物学

口腔細菌叢

中咽頭では、舌背および扁桃陰窩を除き、上皮の剥離によって細菌の蓄積が抑制されています。歯を喪失すると、Aggregatibacter actinomycetemcomitansおよびPorphyromonas gingivalisを除き、歯周病原性細菌の量は劇的に減少します。歯肉縁下ポケットがない状態では、歯周病原性細菌は舌背および扁桃陰窩等の中咽頭部で生存しています。

細菌検査に関する注意事項

歯周炎の既往のある患者において唾液中の細菌量または組成がインプラント治療の予後に影響を及ぼすことを裏付ける説得力あるエビデンスはなく、このため...

Implants in compromised sites
Local factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

3836-post-placement.png

装着後

装着後 - 口腔衛生に関する注意事項

装着後の来院では、患者の口腔衛生と軟組織の反応を注意深く評価し、必要に応じて調整を行います。

患者の口腔清掃能力に応じて毎日のホームケアプログラムをカスタマイズします。インプラント埋入後は、インプラント周囲およびインプラント手術部位に  炎症反応 が起こるのを防ぐため、適切な間隔で口腔清掃のためのリコールを行う必要があります。

固定式全部床義歯の周囲に良好な口腔衛生を維持するのは可撤式インプラント補綴物に比べて難しいため、軟らかい(電動)歯ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ、歯間ブラシ等の衛生用具を使用して口腔衛生指導を行います...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

1170-Hyposalivation.png

唾液分泌不全症および口腔乾燥症

唾液-機能

唾液は、口腔の衛生および機能の保護、維持において重要な役割を担います。唾液は、食物を咀嚼、嚥下できるよう整えることにより消化を支え、味知覚に貢献し、言葉によるコミュニケーションを円滑にし、口腔組織を乾燥、微生物侵入、潰瘍形成から保護します。また、唾液は、凝固時間を短縮し、創面収縮を速めることにより、軟組織の修復を促進します。唾液の質(粘度)および量(流量)は、可撤式義歯を許容する患者の能力にとって極めて重要な要素です。粘度の高い粘着性の唾液は可撤式義歯を外す傾向がある一方、粘度が低いまたは流速の遅い唾液は...

Local factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

risk factors.png

リスク因子

インプラント治療に関連するリスク因子は以下のとおりです。

  • 特定の無歯症を除く、小児および青年(骨/骨格の発達期)。ただし、矯正治療を目的としたインプラント埋入は適応となる。
  • コントロールされていない代謝性疾患 2型糖尿病等、
  • コントロールされていないHIVまたは結核感染
  • 血液疾患(進行した慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄異形成等)
  • 心筋梗塞または脳血管外傷から1年以内
  • 現在、化学療法および/または放射線治療を実施中
  • 移植後の免疫抑制等、免疫システムの重大な異常
  • 全身性骨疾患(パジェット病等)
  • 醜形恐怖症等の精神状態、または論理的に考え...
Local factors
Systemic factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

Parafunction.png

パラファンクション

パラファンクション-影響

パラファンクションによる活動は、インプラントおよび補綴用コンポーネントの双方に強い力を加えることがあります。こうした力は、スクリューやアバットメントの破折や緩み、前装材料のチッピング、補綴物の破折を招くことがあります。パラファンクションによる活動は、インプラント周囲歯槽頂部骨吸収(crestal peri-implant bone loss)および/またはインプラント破折の原因となる可能性があります。

 

機能性のリスク評価

過去または現在進行中のパラファンクションによる活動の可能性を評価するため、以下の評価を検討する必要があります。

  • 歯ぎし...
Temporomandibular Joint
Implant designs
Biomechanics and occlusion
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

smoking.png

喫煙

喫煙およびニコチンが治療に与える影響

喫煙およびニコチン消費は、血管に対する収縮作用があり、それにより、血液供給を減少させます。また、歯周炎、ドライソケット、インプラント手術後の創傷治癒を含む創傷治癒合併症全般に対する感受性を高めます。

喫煙者は、歯周炎、インプラント周囲粘膜炎、抜歯およびあらゆる外科治療後の術後合併症の発生率が2~4倍高くなります。喫煙者はまた、骨粗しょう症の発生率も高いのですが、これは両方の病気を単独に生じやすくする社会・経済的要因による可能性も考えられます。

喫煙患者は、喫煙の創傷治癒に対する弊害...

Peri-implantitis
Systemic factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

Age.png

年齢

形成不全および年少者の無歯症

小児および青年における、乳歯および/または永久歯の(ほぼ)完全な形成不全の結果として生じる無歯症は極めて稀です。それは、外胚葉異形成症など全身性の基礎疾患の一部であるのが一般的です。無汗性外胚葉異形成症といった亜型も存在し、しばしば精神遅滞との関連が見られます。小児の下顎無歯顎の外観および形状は、乳歯の存在に左右されます。

乳歯は発育しているものの永久歯の歯胚が欠損している患者では、高く、しかし非常に細い歯槽突起が見られます。乳歯が抜けた後、歯槽突起は咬合方向を向いた形状を示します(図1)。

しかし、乳歯の同時形成不全...

Fixed prosthetics
Removable prosthetics
Local factors
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

4440-Professional-oral-hygiene.png

プロフェッショナル口腔衛生

口腔衛生のためのリコール

定期的リコール(少なくとも6ヵ月毎)では、必ず歯科/歯科衛生士または助手が衛生チェックを行い、修復物、補綴物コンポーネント、インプラントの歯肉溝および歯肉縁上部の プロフェッショナルクリーニングを行います。

患者のコンプライアンスと口腔衛生をチェックします。患者のモチベーションや衛生状況に応じて最適な衛生措置を指導し、動機づけを行います。必要に応じてリコールおよびロフェッショナルクリーニングの頻度を増やします。

プロフェッショナルクリーニングに加え、合併症の検出および治療にも口腔衛生の予約を利用します。

プロフェッショナルクリーニング

インプ...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

Edentulous

Risk-Assessment.png

リスク評価および特別なハイリスクカテゴリー概論

治療リスクの評価

徹底的なリスク評価は、患者治療の成功において根幹を成します。

以下の4つの重要情報源により、臨床医は関連リスクを特定し、各リスクの重大さを判断することができます。

  • 特定の全身疾患等、患者の全身的な健康:年齢、糖尿病、循環器疾患その他(関連の薬物治療を含む)
  • 歯周炎、異常機能等、患者の口腔衛生および局所の状態
  • 患者との問診
  • 喫煙、心理学的/精神医学的プロファイル、薬物乱用等、患者の行動状態
  •  

患者との問診および評価によって、機能的・審美的結果および患者の期待、骨の状態および寸法、解剖学的制限が明らかになります(解剖学的部位の章も参照してください)。

治療リス

...
Local factors
Systemic factors
Patient assessment