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Treatment guides

Single tooth

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前歯部と臼歯部の検討事項

一般的検討事項

単独歯欠損の症例では、さまざまな部位へのインプラント埋入が考えられます。犬歯部は近遠心的または頬舌的骨幅が不十分であることが多いのに対し、第2小臼歯から大臼歯部は垂直的骨幅が不十分なために影響を受けることが多くなります。

 

術前評価では必ずX線撮影を行い、個々の意思決定に基づいて断層撮像(CBCT、CT)を検討します。

上顎前歯部

中切歯欠損をインプラントで修復する場合は、側切歯から上顎縫合までの距離または切歯孔までの距離が短いために危険を伴うことがあり、症例によっては不可能な場合もあります。

側切歯部は...

Radiology
Patient assessment
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1120_thumb_Alternative_Treatments.png

治療法の選択肢

治療法の選択肢

単独歯欠損にはいくつかの治療法があり、一般的なのは、インプラント支持クラウン、2本の天然歯を支台歯とする3ユニット固定式ブリッジ、固定式レジン接着ブリッジ、可撤式部分義歯、矯正治療による空隙閉鎖および無治療です。いずれを選択するかは、次のような要因によって左右されます。

  • 臨床要因: 残存歯の状態、咬合高径、骨吸収の程度等。
  • 外科医および歯科医要因: 治療の実現性に関する知識、各種の治療を遂行するための技能等。
  • 患者要因: 最先端の歯科治療へのアクセシビリティ、歯科に関する意識、欠損スペースの位置(前歯部/臼歯部)、(外科的)歯科処置に対する不安...
Patient assessment
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1130_thumb_Patient-Communication-Requirements.png

患者様とのコミュニケーションの要件

患者様とのコミュニケーションの要件

インフォームドコンセントを取得するためには、患者様との徹底したコミュニケーションが不可欠です。このコミュニケーションには、少なくとも次の要因が含まれます。:

  • 患者様の声に耳を傾ける
    • 不安や懸念
    • 希望
    • 疑問点
  • 治療の選択肢
  • できること、できないこと
  • 予後因子
  • 治療期間、治療回数およびタイムライン
  • 一時的な苦痛
  • 罹病率
  • 長期的成功の予後因子とリスク
  • 費用および最終的な償還

インプラントの説明やカウンセリングの目的は、治療の詳細を患者様に理解させ、疑問や不安に答えることです。このため専門用語ではなく...

Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1110_thumb_Benefits_of_single_implants.png

シングルインプラント治療のメリットと制限

シングルインプラントのメリット

インプラントによる単独歯修復は実用的な外科的補綴治療法へと進化し、現在では優れたインプラント残存率と高い患者満足度が報告されています。天然歯に酷似した補綴物で歯列を修復できるという心理的メリットは大きく、隣在歯の歯牙構造を温存できるのも大きな利点です。

 

シングルインプラント治療の成功を決定するのは、残存率の高さだけではなく、むしろ(長期的な)残存の質が重要であり、他にもさまざまな要因が関与しています。インプラント周囲の軟組織の外観が隣在歯周囲の粘膜と調和し、インプラントクラウンの外観も隣在歯とバランスがとれており...

Diagnosis and treatment planning
Patient assessment
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Treatment guides

Single tooth

TG2_1310_Thumb_Patient_History.png

患者の全身的既往歴

最初の評価-患者との面談

臨床医は、自分の目の高さを患者のそれと合わせるようにすると効果的です。例えば、患者が座っているのであれば、臨床医も座るべきです。信頼関係を深めることにならないので、臨床医と患者の面談は、歯科用治療椅子で行わない方が良いでしょう。このようにすると、患者の人格、期待、健康状態に関する重要側面をより共有しやすくなります。患者の主訴が後に患者の治療への期待と合致する、という点を確認することが不可欠です。患者との面談に関するすべての手順において、患者のプライバシー保護が必要です。

全身的な健康評価

全身的な健康評価では...

Systemic factors
Patient assessment
Preoperative procedures
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Treatment guides

Edentulous

1320-microbiology.png

感染症 – 微生物学的診断

微生物叢パラメータ

インプラントの存在または本数は、無歯顎患者の唾液中および舌上の好気性および嫌気性菌種に影響を与えます。

インプラント周囲炎に認められる歯肉縁下生物叢は、試験によって差があります。部分無歯顎患者は、歯周病原菌が少ないことが報告されています。Prevotella nigrescensFusobacterium nucleatumP. gingivalisT. forsythiaTreponema denticolaおよびAggregatibacter actinomycetemcomitansは...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
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Edentulous

4460-Inflammation-infection.png

炎症および感染症

インプラント周囲の炎症および感染症

炎症はインプラント周囲の軟組織に限局する(粘膜炎)こともあれば、下部の骨組織に及ぶ(インプラント周囲炎)こともあります。感染症は、不十分な口腔衛生およびコンプライアンス、清掃性の劣る修復物のデザイン、口咽頭の攻撃的なミクロフローラ、インプラントの過重負担、不動性角化組織の欠如、歯肉縁下の残留セメント等、さまざまな危険因子によって起こります。

炎症の徴候をチェックするため、定期的な口腔衛生リコールを計画します。徴候は、軽度の腫脹、発赤および孤立性のプロービング時の出血(BOP)といった微妙なものもあれば、疼痛、明瞭な腫脹...

Peri-implantitis
Aftercare / follow up
Peri-implant therapy
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Treatment guides

Edentulous

4340-Biologic-complications.png

生物学的合併症

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎は、インプラント周囲の軟組織に生じる回復可能な炎症です。

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントにより機能修復した被験者の約60%(施設により±30%)で認められています。

診断は診察所見に基づいて行います。感染部位には、発赤、浮腫、過形成、プロービング時の出血および過敏が認められます。排膿は、診断を裏付ける強力な徴候の1つです。粘膜退縮は常に認められるわけではなく、通常、X線検査では骨吸収は(未だ)確認できません。

インプラント周囲粘膜炎の主な原因は、歯肉縁下の残留セメント、口腔衛生およびメンテナンスに対するコンプライ...

Peri-implantitis
Peri-implant therapy
Local factors
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Edentulous

4230-thumb-Oral-hygiene-instructions.png

口腔衛生指導

治療計画および衛生に関する注意事項

組織表面、補綴物表面およびインプラント表面のすべてが、歯ブラシ、歯間ブラシおよびデンタルフロスまたはデンタルテープのような口腔衛生用具で清掃できるようにデザインされていなければなりません。治療計画時にインプラントの位置および補綴物のデザインを決定する際は、口腔衛生の最終転帰を念頭に置くことがきわめて重要です。したがって、口腔内補綴物の表面はプラークの付着を防ぐため、滑らかで、高度に研磨されている必要があります。

口腔衛生指導 – 患者

すべての来院に口腔衛生指導を組み入れ、必要に応じて指導を復習させます。とりわけ固定式補綴物の場...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
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Edentulous

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術後の推奨事項

術後の推奨事項

術後の適切な措置について患者に説明します。緊急合併症が生じた場合に備え、24時間対応の緊急連絡用番号を渡しておきます。

術後1~2日目、8 ~14日目および4~6週目に術後リコールを計画するか、または紹介歯科医に委任します、

出血/血液滲出

術後、手術部位に若干の血液が滲出するのは正常です。手術部位にガーゼを当て、1日中ガーゼの上から強く圧迫し続けるよう患者に指示します。1時間毎にガーゼを交換するため、予備のガーゼを渡します。翌日になっても出血が止まらない場合は、来院するよう指示します。

ヒーリングアバットメント

ヒーリングアバットメントを設置した場合は...

Aftercare / follow up
Oral hygiene instructions
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Treatment guides

Edentulous

1330-salivary-output.png

唾液分泌量

多機能液剤としての唾液

生理的唾液分泌量は1日当たり0.75~1.5リットルであり、主に顎下腺から分泌されます。唾液は潤滑剤であり、口腔内の防御や治癒といったさまざまな機能があります。唾液は抗菌特性のある低分子量ムチンやタンパク質、炎症状態を調節するシスタチン、強力な抗真菌剤であるヒスタチンからなる透明なペリクルとして即座に粘膜に付着します。また、唾液は微生物の増殖を阻害するラクトフェリン、組織の治癒を助ける上皮成長因子、消化を助けるアミラーゼといった成分も含有します。まさに、唾液は多機能の液剤です。

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唾液分泌低下

唾液分泌低下とは唾液分泌量が減少した状態であり...

Local factors
Patient assessment
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Treatment guides

Edentulous

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微生物学

口腔細菌叢

中咽頭では、舌背および扁桃陰窩を除き、上皮の剥離によって細菌の蓄積が抑制されています。歯を喪失すると、Aggregatibacter actinomycetemcomitansおよびPorphyromonas gingivalisを除き、歯周病原性細菌の量は劇的に減少します。歯肉縁下ポケットがない状態では、歯周病原性細菌は舌背および扁桃陰窩等の中咽頭部で生存しています。

細菌検査に関する注意事項

歯周炎の既往のある患者において唾液中の細菌量または組成がインプラント治療の予後に影響を及ぼすことを裏付ける説得力あるエビデンスはなく、このため...

Implants in compromised sites
Local factors
Patient assessment
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Edentulous

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装着後

装着後 - 口腔衛生に関する注意事項

装着後の来院では、患者の口腔衛生と軟組織の反応を注意深く評価し、必要に応じて調整を行います。

患者の口腔清掃能力に応じて毎日のホームケアプログラムをカスタマイズします。インプラント埋入後は、インプラント周囲およびインプラント手術部位に  炎症反応 が起こるのを防ぐため、適切な間隔で口腔清掃のためのリコールを行う必要があります。

固定式全部床義歯の周囲に良好な口腔衛生を維持するのは可撤式インプラント補綴物に比べて難しいため、軟らかい(電動)歯ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ、歯間ブラシ等の衛生用具を使用して口腔衛生指導を行います...

Aftercare / follow up
Fixed prosthetics
Oral hygiene instructions
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Edentulous

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周手術期ケア(③)

術前評価

患者評価に記載されているように、外科的治療を進めるかどうかに影響を及ぼす患者の要因に関する徹底的な評価は適切です。

必要な場合は、手術の種類に応じて、術前の薬剤(例:抗生物質の適用範囲)を処方します。

手術直前の処置

下記は、差し迫った手術に備えて患者に情報を提供し、適切に準備するために守るべき重要な手順を示しています。

  • 手術の手順に関して患者が理解し、質問できるように、手順に関する簡潔な説明をする
  • 短時間作用型ベンゾジアゼピンが外来手術に有用な場合がある
  • 意識下鎮静が行われる場合、責任ある大人が手術後約3時間患者に同伴する
  • 術野の消毒
  • 呼吸しやすいように患者の鼻に...
Patient assessment
Preoperative procedures
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Edentulous

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麻酔

概論

麻酔の選択は、少し例を挙げるとすれば、治療の複雑さ、治療期間、患者の覚醒および治療中の反応を含む多くの変数によって決まります。一般的に、臨床医と患者は治療に使用する予定の麻酔のリスクおよび恩恵、並びに鎮静状態のタイプを話し合い、治療法を遂行するために必要となる最低限で十分な効果が得られる麻酔量および鎮静状態を提供するタイプを選択する必要があります。患者の麻酔に対する医学的状態に関するガイドラインを注意深く守る必要があります。

2つの主なタイプの麻酔/鎮静状態は局所麻酔薬による浸潤および局所麻酔薬による局所麻酔を含みます...

Patient assessment
Preoperative procedures