Skip to main content
icon-treatment_guides_article
Treatment guides

患者のコンプライアンスとリコール

Key points

  • 治療を長期的に成功させるためには、患者のコンプライアンスも他の寄与因子と同じくらい重要です。
  • 効果的なコンプライアンスを達成するためには、患者のライフスタイルや文化を理解することが肝要です。
  • コンプライアンスを促進するために標準化された教育プロトコルを治療計画およびアフターケアに取り入れます。

患者のコンプライアンスに関する注意事項

口腔機能の回復を長期的に成功させるためには、患者のコンプライアンスはきわめて重要な要因の1つであり、医師はコンプライアンスの問題に熱心に取り組むべきです。コンプライアンスの悪い患者を悪者にする医師もいますが、実際には、4つの重要な問題を考慮に入れる必要があります。

患者の環境

第1に、患者の文化とライフスタイルを尊重することが重要です。患者の社会的環境にそぐわないような行動の変化を起こさせようとすると、成功率は低くなります。患者の態度を修正し、コンプライアンスを高めるためには、さまざまな行動方法を検討するのが効果的です。ただちに完璧な変化を求めるのではなく、小刻みに目標を設定し、徐々に進歩を要求して行く方が効果的です。

治療計画の一環としてのメンテナンスとコンプライアンス

第2に、医療チームのメンバーは、口腔衛生指導と補綴物のメンテナンスに関する教育を最優先事項として捉えるべきです。この感覚は、治療計画とメンテナンスに口腔衛生の指導や教育を正規の要素として組み入れ、定期的なリコールで十分な時間と努力を費やすことにより強化することができます。かくして医療チームは、口腔の健康、補綴物の寿命および患者の満足を促進することができます。

第3に、治療計画の作成に積極的に参加した患者はコンプライアンスが高くなることを示すエビデンスがあります。医師が保護者のように患者の行動に介入しすぎると、患者のコンプライアンスは低下します。

第4に、医師と患者の関係は、その後のコンプライアンスの明確な予測因子の1つです。

患者の性格

患者の性格は、コンプライアンスの重要な予測因子の1つです。受容性が高く従順な患者は、コンプライアンスの必要性を素直に受け入れ、要求された衛生措置に意欲的に取り組みます。無関心または態度のはっきりしない患者は、中間的なコンプライアンスを示します。これに対し、懐疑的な患者は、他人の教えることを素直に信じようとしないため、コンプライアンスを高めるのはきわめて困難です。このため、問診や治療計画作成の段階で懐疑的な患者を特定することがきわめて重要です。

臨床トピック

Aftercare / follow up

Related articles

icon-treatment_guides_article

Treatment guides

最初の評価-患者との面談

臨床医は、自分の目の高さを患者のそれと合わせるようにすると効果的です。例えば、患者が座っているのであれば、臨床医も座るべきです。信頼関係を深めることにならないので、臨床医と患者の面談は、歯科用治療椅子で行わない方が良いでしょう。このようにすると、患者の人格、期待、健康状態に関する重要側面をより共有しやすくなります。患者の主訴が後に患者の治療への期待と合致する、という点を確認することが不可欠です。患者との面談に関するすべての手順において、患者のプライバシー保護が必要です。

全身的な健康評価

全身的な健康評価では...

Systemic factors
Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

患者のコンプライアンス

インプラント治療は、様々な治療段階を伴い、適切なアフターケアの継続を必要とする総合的、長期的な治療であるため、患者による相当の関与、協力、献身、つまりコンプライアンスが必要となります。したがって、患者評価の段階において、臨床医は患者が長期間に及ぶ治療およびアフターケアを続ける能力、意欲を有するかどうか、評価しなければなりません。

患者が長期的な成功の要件を十分に承知できるよう、治療の期間・スケジュール、コンプライアンスの重要性、行動適応および治療期間中の制約について、臨床医から説明を始める必要があります。説明事項の例としては、喫煙...

Patient assessment
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

定期的なリコール – 治療の長期的成功に重要

長期的に良好な成績を達成するため、定期的なリコールの予約を組み入れます。全身状態、投薬および口腔状態を系統的に評価するため、リコール予約は少なくとも6ヵ月毎に行うのが理想的です。患者のモチベーションや口腔衛生のレベルに応じて、リコールの頻度を増やします。

 

リコール時の重要な作業のためのチェックリスト

  • 患者の期待に応えられていますか、生活の質は改善されていますか?
  • 全身状態、コンプライアンスおよび口腔衛生を評価します。
  • 歯科医、歯科衛生士または歯科助手によるプロフェッショナルな歯科予防を行います。
  • 修復物の緩み(セメント剥離...
Aftercare / follow up

Questions

ログインまたはご登録してコメントを投稿してください。