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Treatment guides

印象採得 – 概要

Key points

  • 印象採得の目的は、顎堤および粘膜の形態に加え、インプラントの位置および角度を把握することです。
  • 精密な印象を採得することにより、組織に適合した補綴物を製作し、審美性、発話および清掃性といった要求に応えることが可能になります。
  • 固定式の最終補綴物を製作する際は、優れたパッシブフィットの金属フレームを製作するための精密な印象が不可欠です。
  • 使用される印象材はポリビニルシロキサンおよびポリエーテルが一般的であり、進歩的な選択肢として口腔内デジタル印象法もあります。
  • 印象採得時は、オープントレーを使用するかまたはクローズドトレーを使用するか、印象用コーピングを連結して使用するかまたは連結しないで使用するか、インプラントが平行に埋入されているかまたはされていないかを考慮しなければなりません。

臨床トピック

Implant prosthetics

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印象用コーピングの連結 vs 非連結

連結材の選択および精度に関する検討事項

印象を採得した基準模型との比較により連結印象法と非連結印象法を比較したin vitro試験では、総じて連結印象法の方が正確な作業模型を作製できることが示されました。また、常温重合レジン、印象用石膏および金属といった種々の材料による連結法を評価した試験では、この3方法ともすべて作業模型の精度を改善できるという総合所見が報告されています。ただし常温重合レジンを使用する場合は、最終重合ができるだけ小量ですむようにレジンの連結部位を分割し、少量のレジンの塗布を繰り返すことにより、重合収縮を最小限にとどめる必要があります。

治療結果

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Implant prosthetics
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印象採得 – 平行 vs 非平行インプラント

平行インプラント

インプラントが相互に平行であるかどうかを評価することが重要です。インプラントが相互に十分に平行である場合は(図1)、クローズ トレー印象法を使用することができます。インプラントが相互に平行に植立されているため、重合した印象を著しい抵抗を生じさせずに口腔内から取り外すことができます。印象用コーピングを 連結 するかどうかは、歯科医の個人的な好みの問題です。

Image removed.

非平行インプラント

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クローズvs オープントレー法

オープントレー法

固定式全部床義歯の製作において、最終印象を採得するためのオープントレー法は2つの選択肢(もう1つはクローズドトレー印象法)のうちの1つです。

オープントレー法は、とりわけインプラントが十分に平行に植立しておらず、複数の印象用コーピングが取り付けられている場合、適切に印象を撤去できない場合に適用されます。

テンポラリー/印象コーピングは、流動性のあるコンポジットレジン、印象用石膏またはアクリルレジンを用いて連結することができます(図1)。 コーピングを連結 すると、最終印象および模型の精度が上がり、確認用ジグの製作も容易になります。

印象トレーにアド...

Implant prosthetics

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