Skip to main content
icon-treatment_guides_article
Treatment guides

インプラントオーバーデンチャーの試適

Key points

  • 試適は補綴物のデザインに関する最初の評価と意思決定のための重要な手順であり、無歯顎患者の治療を成功させるためにはきわめて重要です。
  • オーバーデンチャーのコンポーネントを設置するためには十分な顎間空隙が必要です。

試適機能的および審美的評価

無歯顎患者の治療を成功させるためには、試適はきわめて重要です。

この人工歯配列(セットアップ)は、無歯顎に対する歯の空間的位置を具体的に確認するためのオリエンテーション・インデックスとなります。この視覚化により、歯科医と患者の両方が審美的および技術的検討を行うことができます。試適には技工サイドで咬合器に装着して作製された人工歯のプロビジョナルセットアップを使用し、これにより顎と歯の接触関係や運動をシミュレーションします。

試適は、歯科医と患者が技工で作製された義歯を見ることのできる最初の機会であり、容認、修正または変更のいずれかを決定します。試適は義歯がどのような感じに仕上がるかを患者が把握することのできる最初の機会であるため、積極的に参加させ、変更を求める機会を与えます。プロビジョナルワックスアップの結果に対して相互に満足の行くことを確認してから、次の臨床手順(義歯の加工等)に移るようにします。不満な点があっても、患者がそれを表明できなければ、完成した義歯にも不満を抱くことになります。人工歯の配列にのみ注目するのではなく、ワックスアップのカントゥアーにも細心の注意を払うことが重要です。ワックスアップが膨らみすぎる場合は、加工前に膨らみを減らし、ワックスアップが不十分な場合は、加工前にワックスを追加します。納得が得られたら、試適に用いた人工歯配列およびワックスアップを加工します。

オーバーデンチャーと顎間空隙に関する注意事項

試適は、オーバーデンチャーのアバットメントおよびアタッチメントに必要な顎間空隙に関して歯の位置を修正する必要があるかどうかを評価するための機会です。顎間空隙が不十分な場合は、バーの使用をあきらめる(バーの使用を予定していた場合)か、またはロープロファイルのアバットメントを使用するように治療計画を修正する必要があります。治療計画を修正しなければ、最終補綴物が部分的に菲薄になり、破折しやすくなるか、または張り出しすぎて快適さや機能が損なわれることになります。

即時荷重の場合は、手術の種類やインプラントシステムの選択にも注意を払います。手術と同日に補綴物を弾性裏装材でリライニングする場合は、補綴物を安定させるため、経粘膜的なヒーリングアバットメントを使用することもできます。

臨床トピック

Implant prosthetics
Diagnosis and treatment planning

Related articles

icon-treatment_guides_article

Treatment guides

オーバーデンチャーの装着

可撤式補綴物の装着時は、補綴物の適合、義歯床の辺縁、審美性、咬合、快適さおよび装着後の指導といった重要な臨床項目をすべてカバーするように細心の注意を払う必要があります。インプラントオーバーデンチャーは、プロビジョナル段階ではインプラントに装着してもしなくてもかまいません。また、可撤式補綴物の使用により予測されることに関してもわかりやすく患者に説明します。

義歯の適合と義歯床の辺縁

義歯床と粘膜の接触部を特定するため、印記用シリコン等を使用して補綴物の適合を評価します。鼻口蓋窩/切歯管または小帯といった特定の部位の接触部はリリーフします...

Implant prosthetics
Biomechanics and occlusion
Removable prosthetics
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

装着後の来院 – 注意事項

装着後の来院では、 装着時に注意深く評価した項目を再び検討し、必要な調整を行います。オーバーデンチャーの床の適合、辺縁、咬合、審美性、機能、快適さおよび総合的な患者の満足度 をチェックする必要があります。また、軟組織の治癒を評価し、腫脹が残っていないか確認します。弾性裏装材を設置した場合は、軟組織の治癒や収縮により義歯床の適合が低下し、裏装材の交換が必要になります。ほとんどの弾性裏装材は、機械的特性上、2~4週間毎の交換を必要とします。長期使用において吸収の進行と形態の変化により義歯床の適合が低下した場合は...

Implant prosthetics
Aftercare / follow up
Removable prosthetics
icon-treatment_guides_article

Treatment guides

オーバーデンチャーの臨床プロトコル

可撤式補綴物による無歯顎患の口腔リハビリテーションを成功させるためには、臨床プロトコルを注意深く遵守する必要があります。

臨床上の目的を達成するためには、次の手順の全部またはほとんどを含む通法の臨床プロトコルに従うことが最善です。

 

  1. 健康な軟組織の回復。幅広い付着粘膜がなくても、インプラント周囲の軟組織の健康には悪影響を及ぼさないと考えられ、歯肉/粘膜移植術が行われることは稀です。既成トレーと不可逆性のハイドロコロイド印象材により印象を採得し、診断用石膏模型を作製します。

  2. 個人トレーの製作と弾性印象材を用いた最終印象の採得...

Implant prosthetics

Questions

ログインまたはご登録してコメントを投稿してください。