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Treatment guides

延長ブリッジを使用したシングルインプラント修復物

Key points

  • 従来の歯科学においては、延長ブリッジの修復物は慎重に使用されています。
  • 延長ブリッジを伴うインプラントは、特定の生体力学的原理に従う必要があります。
  • 延長ブリッジの修復物には、入念な計画作成が必要です。
  • 延長ブリッジの修復物は、特定の臨床所見においてのみ使用する必要があります。
  • 2本目のインプラントの費用は、延長ブリッジの必要性を示すものでありません。

補綴歯科学の文献には、延長ブリッジの修復物使用について示されています。従来の固定式義歯における延長ブリッジ使用に関する具体的ガイドラインは、伝統的な補綴歯科学のテキストブックに掲載されています(Schillenburg他)。天然歯から離れた延長ブリッジの単独歯は、上顎側切歯を修復する目的で上顎犬歯から使用することが可能です。その他の延長ブリッジでは、十分な支持を得るために二重または三重の隣接が必要です。

インプラント修復物の領域においては、より多くの柔軟性があるかもしれませんが、慎重に計画を進める必要があります。アーチ、歯、支持している骨内インプラントの長さおよび径、反対咬合、無歯顎堤形態、軟組織プロファイル、審美性、患者の全体的期待などが検討事項に含まれます。延長ブリッジの動機付け要因が費用の場合もあります。患者が追加のインプラント費用の負担を望まないためです。これは考慮すべき事項と考えられますが、修復物に関する臨床上の要求が寿命を脅かす場合、専門家は、このような決定に反対する必要があります。

延長ブリッジが効果的に働く適応があります。インプラントが十分な幅と長さをもつと仮定すると、成功の見込のある延長ブリッジは、上顎犬歯から上顎側切歯まで、上顎中切歯をともに抜歯する場合や、下顎犬歯から下顎側切歯まで、下顎中切歯をともに抜歯する場合などに作成可能です。臼歯部の延長ブリッジは、単独の隣接(single abutted)の場合には何としても回避する必要があります。臼歯部咬合力の性質は、インプラントコンポーネントの能力を大きく上回る可能性があります。その結果、反復的なスクリューの緩み、インプラントコンポーネント、修復物構成材料の破折、結合の喪失を招く可能性があります。

上顎骨前部または下顎骨前部では、延長ブリッジの使用にあたり、咬合に対し細心の注意を払う必要があります。延長カンチレバーの歯は、中心咬合の際に接触させず、また、ディスクルージョンさせるために、いかなる側方滑走でも使用されないように調整するべきです。延長ブリッジへの側方圧は、支持インプラントをねじるまたは回転させる力となり、上記の厄介な問題を引き起こすことになります。

2本目のインプラントのための余裕が十分にない場合、または患者がスリーユニットの固定式部分義歯を快く受け入れない場合、上記基準に対して細心の注意が払われるのであれば、延長ブリッジの修復物は長年の使用に耐えるものとなるでしょう。 

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